裏技なのか!?

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下手な絵でごめん。

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こんな十字架スタイルのHFモービルアンテナがありますよね。
サガ電子さんとかコメットさんで今も発売されてます。
メーカーさんのはさすがにうまく設計されていて取説通りに組み立てて調整すればSWRは落ちます。
もちろんグランド(アース)がしっかりできていることは言うまでもありません。

モノバンドで考えると、7MHzはマッチング回路として給電部に800pFくらいのコンデンサーを使います。
28MHzは入れたとしても50pF程度でほとんどの場合はマッチング回路なしで直に給電しても問題ないはず。

なんでメーカーが作ると同じ給電部で7MHzと28MHzなどが同時に使えるようなアンテナになるのか
一言で言うとプロが売り物にするために設計しているから。

給電部でインピーダンス合わせができないからそれをどこかでやっている。
それも各バンドそれぞれある程度50Ωに近付けるようにしないといけない。
となるとコイルの設計でそれをやってるに違いない。
また十字架のように取り付けるのにも意味があると思う。

適当なコイルで大丈夫やろとあり合わせの塩ビパイプで作ったコイルをメーカー製のアンテナのジャンクに付けて再生(半自作)したものをベランダに付けて実験していた。
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(給電部からコイルの下まではCM-144Wのジャンク品)

ベランダなのでグランド(アース)が完全ではないだろう
不完全なアースはCとして働いてしまう時があるので厄介だが、とりあえずはSWRが落ち同軸に乗ったりせず雨が降っても極端な変化がないという事を目指して調整する。
今回のテストした条件では、7/14/21MHzのSWRは中心で1:1.3以下に落ち問題なく使える。

雨が降ってもコイルが濡れた分だけ少しは動くが使用に支障はない。

同軸や取り付け部の手すりを触ってもSWRの変化はない。

28MHzだけがどうしても1:1.8くらいまでしか落ちない。
バンド内に同調点はあるがインピーダンスがとても低い状態。
「同調恐るべし!」と謳う私がチューナーでごまかしてますとは言えないので他にごまかす方法はないのかとちょっとお勉強。

各バンドのコイルをメーカー製とまったく同じように作ればそれと同様に動くだろう
いまさらコイルを作り直すなんて面白くないしそれでは勉強にならない。
どうにかして現状のコイルなどそのままのパーツで28MHzのSWRを落としたいと無い知恵を絞る。
他のバンドはおおむね50Ωに近いしそれなりに働いている。
28MHzだけのインピーダンスをどうにかならないか
給電部に細工をすると他のバンドにも影響が出る。
やっぱりコイルを触るしかないか???

行き詰るかとあきらめかけた時に

「コイルの取り付け位置(方向)を触ってみたら!?」とひらめいた。

第一電波さんのHV7CXの28MHzなんてコイルが逆さま向けに付いている。
これを思い出してやってみた。
十字架状に水平方向に突き出していた28MHzコイルを斜め上方向に向けてみると、同調周波数も動くがインピーダンスも変化する。
上に向けると7MHzのコイルに干渉し7MHzに影響が出た。
これは想定してたので今度は下方向へ向けてみる。
7MHzや他の周波数に影響することなく28MHzだけが動く。
少しずつ傾きを変えて測定していくが、結果的にHV7CXのように真下(主エレメントと並行)に向けるとインピーダンスがおおむね50Ωになった。

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同調周波数はかなり下に行ったのでコイルトップのエレメントを調整。
28MHzバンド内でSWR1:1.3以下にすることに成功した
他の周波数にも影響なし

ローディングコイルをUターンさすような格好で付けるなんてありないと思っていたが、これはデザインの問題とかだけではないようですね。
Lの近くに金属成分を持っていく事でCとして働いてるんでしょうね
これが28MHzだけに働く最良の方法だったのかもしれません。
水平方向に付けた状態でもコイルの横に調整ロッドのような形で金属棒を添わせたら同様の動きをしたのかもしれませんね。
これはやってみてませんが次の機会があればお勉強してみましょう。

そんなことよく考えればわかったことやんって言われるかもしれないけど、

行き当たりばったり選手権でやる私にとっては

           計算式で出せない正解でした。

あとで第一の技術さんに聞いたんですが、設計段階でいろんな取り付け方を試してこの付け方がインピーダンスも事も含めてベストだったんですと教えていただきました。

HFモビホのマルチバンド化やベランダモビホで苦労してる方には『使える裏技』かもね。

そんなことは昔から知ってるよ~って言う方にはつまらない話でした・・・

あっ、確実に同調してチューナーなしでちゃんと送信できますけど

飛ぶとか飛ばないとかは期待度の問題ですのでね~



 (絵では14MHzのコイルを省略していますが実際には7/14/21/28のコイルが付いています。)

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