深みにハマってます。(ベランダアンテナ)

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ATU(AH-3)を使ったベランダアンテナはそれなりに動いてます。

海外とも出来なくはないです。
しかし目的のバンドに同調したモービルアンテナよりノイズが高かったり聞こえてるのに何度コールしても飛ばなかったり・・・
またJT-65でウォーターフォールを見てると明らかにノイズが多いしデコードする局が少ないと思える!?
これはモビホと比較するしかない


このATUシステムを実験する前に「聞くだけアンテナ」のつもりで作って使ってたのは外して置いてある。

聞くだけのつもりで耐入力とかまったく考えてなかったからコイルの線も細い。
調子に乗ってRTTYで50W送信したらコイルボビンは溶けるしコイルも切れた。
そりゃ当然のことやった。
ので、100Wくらいなら連続送信できるであろうコイルに作り替えて再設置することに。


巻き数なんかはいつものごとく行き当たりばったり選手権。

だいたいの巻き数というか長さ的なものは身体が覚えてるから適当にやっても近いところに来るんだわ。
でも苦労するのはそこから。

ベランダに付けられる小さなアンテナでDXを狙うならというコンセプトで周波数を選んだ。


この4バンドあればそこそこ遊べるだろうと思うのが14/18/21/28MHzだ。


で、いろいろ細工し直して出来たのがこんなアンテナ。
001 043.JPG

見た目はサガ電子やコメットで発売してる格好と似たようなもの。


コイル取り付け部までの長さ=約1.6m

コイル+調整エレメント=各バンド 60cm~80cm程度
給電部=マッチング回路なしでモビホと同じようにMJコネクター
*念のためコンデンサーなどを付加できるように細工はしてある。


001 047.JPG

28MHzのコイルが折り返したように下向けに付いているのには意味がある。
18MHzや21MHzのコイルの巻き方(写真の赤○)にも意味がある。
同一給電部でこの4バンドをそれぞれSWR=1:1.5以下にしようとすると結構難しい。
なぜなら周波数によって給電点インピーダンスが違ってくる。
それをコイルの巻き方や位置などで調整していく。
同調周波数は調整エレメントの長さで変えられるがインピーダンスは変えられない。
給電部にコイルやコンデンサーを付加する方法だと4バンド全部に影響してしまう。
なのでたとえば14MHzは目的周波数でインピーダンス50ΩでSWR良好でも18MHzのインピーダンスが30ΩくらいしかなくSWRが落ちないなんて事になる。
この場合は18MHzだけのインピーダンスを上げてやらなければいけない。
私なんかよりもっとお勉強されている方で上等の測定器をお持ちの方なら簡単なことなんでしょうけど、アマチュアレベルの簡易的なアナライザーだけで出来ることは知れてます。
なのでコイルの巻き方(密巻き~スペース巻き)を可変しながら手探りでやっていきます。

001 039-1.jpg

だいぶん時間かかりましたけどとりあえず車に付けてのテストでは良い値が出るところまで出来ました。

同調点は追いつめていません。(実際にベランダに付けてから追いつめます)


あとは実際に運用するベランダに付けて・・・

さてどうなるか楽しみです。

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けいはんな通信 様 ご無沙汰してます。久しぶりにブログ拝見しました。このベランダアンテナいけてますねぇ。      SWRもぜんぜん問題なさそうですね。これ、けいはんなモデルで出してください。IC-7300もいいんですけどやっぱりベランダアンテナのほうが気になりました。               実データ楽しみにしてます!^^!  

PUSさんこんにちは。

そういっていただけるのは嬉しい話なんですが、誰でも簡単に設置調整が出来る製品にしようとすると至難の業だと思います。
なぜならベランダ(アース成分)の状態(容量)がそれぞれ違うので一概にうまくいくとは限らない。
ケースバイケースで対応できるスキルを持った人だけが買ってくれるとは限りませんのでね。

雑誌にベランダアンテナはいかにも簡単そうに書いてますけど、私はそうは思いません。
無線機のチューナーでごまかすのは邪道中の邪道なんで絶対やりませんから!

また設置したら記事にします~

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